2010/01/08
国東を語るなら、まずはここ! 両子寺
国東半島は日本全体の地図を見ても非常に目立つ形をしています。 その丸い形は「九州の鼻」とも形容され、大分県の形を絵で記せ、と言われたら、全体は正確に書けなくても、ほとんどの方が国東半島だけは書き漏らさない事でしょう。
そんな丸ぁるい国東半島の中心に何があるかご存知ですか?
「知らないなぁ」という方はもちろん、「そんなの簡単だ」という方も、どうぞ続きを御覧下さい。 今日は国東半島のど真ん中で、六郷満山を統べる、仏の里の中心、【足曳山 両子寺】(あしびきざん ふたごじ)を案内いたします。
国東から宇佐にかけて、豊後高田市を挟んだこの地域一体は、185の寺院、洞窟、僧坊、を含めて約八百の大小の堂、また石仏・石塔が点在しています。
これが国東が『仏の里』と呼ばれる由縁なのでしょうか?
ではなぜ、国東がそういう場所に選ばれたのでしょうか?
ここで出てくるキーワードこそ、『六郷満山』です。
大昔、古代の時代から現在の宇佐市には宇佐神宮がありました。もちろん全国八幡の総本社です。
国東半島はと言うと、ほぼ中央に位置する両子山から放射状にいくつかの谷が海へ向かって延び、約28の谷を六つに分け六郷と称し、この地に開かれた天台宗寺院全体を総称しして六郷満山と呼びました。
つまり、宇佐神宮の庇護の下形成された、神仏習合の独特の寺院集団と信仰がここにあったわけです。
その国東半島の中央に位置する両子山の中腹に位置する両子寺。
特に江戸時代、杵築藩の崇拝を受け、その保護の元、藩の最高祈願所となり、以後六郷満山を支配する総持院となったのです。
このあたりの詳しいお話は、両子寺の公式HPで詳しく見ることが出来ます。
興味のある方はそちらで是非勉強されてください。
さて、車で行った場合、寺院の手前の駐車場まで楽に行く事ができます。
駐車場もかなり広いですし、幹線道路にも多くの看板標識が出ていますので、迷う心配はないと思います。
入り口にはほぼ無人の受付がありますが、まさかこういう場所で無銭入場される方もいないでしょうが…一応入場料はそこでお支払い下さい。
いよいよ境内の方へと足を踏み入れると…参拝者を待ち受けてくれるのは、左に書院・客殿、右に護摩堂。
もちろん護摩堂の方へと進みますが、その途中右手に大きな鐘を発見しました。
見ると、どうやら昭和41年に、大晦日のお約束番組、NHKの「ゆく年くる年」でここから鐘を鳴らした事が書かれていました。
護摩堂の前には興味深いこんな形の石。
実はこれ「般若心経回転経」。
一回回せば心経一巻を読み上げるのと同じ功徳があると説明されていました。
もちろん回してみましたが、思ったよりも軽くて、力を込めすぎると何回転もいっちゃいます。
回しすぎにご用心(笑)
いよいよ護摩堂へ!と思いましたが、実は護摩堂はこちら側から入ることは出来ないみたいです。
入り口はどうやら書院を抜けたその先。
つまり向かって左側の側部から入るようになっているようです。
実は護摩堂内部はさすがに撮影禁止(汗)
文字だけでは伝えきれないほど、素晴らしいこのお寺の中心部を皆さんにも是非知ってほしかったのですが…。
公式サイトでは見ることが出来ますので、どうぞそちらで御覧下さい。
護摩堂を見ただけで、満足する方も多いことだと思います。
それだけ護摩堂は圧倒的な印象を残してくれます。
護摩堂を出て、そのまま右上の建物を目指して少しだけ山を上がりましょう。
距離としてはほんの500mくらいのものです。
そこにあるのは「大講堂」と呼ばれるもう一つの大きな建物。
中には、県の有形文化財に指定されている『木像阿弥陀如来像』があります。
縁結びの石像まで、様々な石仏類に会えます。
私も何度手を合わせたことか…w

小さな橋を渡るときにふと見上げると、そこは見覚えのある光景。
秋になるとこの辺りは強烈な赤に染まりあがり、紅葉の名勝としても名高い場所なんですよね。
ちなみに右に見えるのは商売繁盛の稲荷神社です。
階段を少し上がると、大講堂の場所まで来れます。 護摩堂からここまで時間にすると10分くらいでしょうか。 さすがにここも残念ながら撮影禁止。
見ていない方にはなかなか分かりにくいでしょうが、神々しいとはまさにこの事。
まるで後光が目に見えるような、そんな雰囲気さえ漂う木像でした。
ここまでの道のりですが、両子寺の半分ほどしか紹介できていません。残念ながら今回はこの後の都合で、ここまでの紹介とさせていただきます。
しかぁぁし!
どうしても両子寺の象徴とも言うべき、あの写真を撮りたかったのです。
両子寺はもちろん、国東市、国東半島、時には大分県を表わす際に、良く用いられるあの光景。景観。
そのスポットを求めて、車を下の駐車場まで走らせます。
小さな赤い石橋が見えたら、その像は文字通りそこに「仁王立ち」していました。
これらの光景、良く見ますよね。
これが両子寺の仁王像。
逞しく、頼もしい両像は、六郷本山を見守るかのように、両子寺の麓で1300年の間、立ち続けています。
まだまだ伝えきれない両子寺の魅力と、六郷本山の謎。
皆さんは行かれたことがありますか?
「国東には行った事がある行けど…。」
「名前は知っているけど…。」
こんな方が多いのではないでしょうか?
両子寺の中央付近で、ふと目を瞑ってみました。
そこで嗅いだ匂いは、もしかすると1300年前の匂いなのかもしれないと思った途端、感慨深くなります。
また自分が今、あの国東半島の中央に立っているんだと思うと、不思議な感覚を覚えますよ。
足曳山 両子寺
国東市安岐町両子1548
公式サイト
拝観時間 8:00~17:00
拝観料 200円
TEL 0978-65-0253














