2010/01/07
昭和の大横綱を偲ぶ 宇佐市 双葉の里
大分県民なら、ここは押さえておきたい!というスポットが県内にいくつか存在します。
そんな中でも特にスポーツ好きの人にはたまらない施設が宇佐市にあるんです。
もちろん、宇佐市出身で、大相撲の歴史上、一位二位を争う名横綱・双葉山の記念館です。
戦前・戦中の相撲界を支えた大横綱を偲びながら、本物の『男』を体感しましょう!!
双葉の里は入館無料です。
これだけの展示品のある施設なのに、無料だとは凄いですよね。
私が行った日は、あいにくの雨。
外からの写真が少ないのは残念ですが、中に入るとスポーツ好きの私にはたまらない展示品の数々が待っていました。
まずはとにかくデカイ、双葉山のブロンズ像。
双葉山(本名:龝吉 定次)は1912年2月9日生まれ。
身長179cm、体重130kgという相撲取りにとっては、決して恵まれているとは言えない体格でしたが、第35代横綱にまで登り詰め、前人未到の69連勝をはじめ、優勝12回、全勝8回などを記録、昭和屈指の大横綱と呼ばれました。
そんなに特別広くはない館内ですが、当時の写真や資料をゆっくり見て廻れば、意外と時間が掛かります。それだけ貴重な品々が並んでいるのです。
双葉山が活躍したのは、太平洋戦争が間近に迫っていた時期で、小さくても大きな相手をなぎ倒す姿に国民は大いに共感し、このような背景から国民的英雄となったのです。
「双葉の前に双葉無し、双葉の後に双葉無し」
この言葉のようにまさに不世出の大横綱であり、相撲の神様と呼ぶ人も存在し史上最強の横綱と考える人は今でも多く存在します。
当時の写真・実際に双葉山が使用していた物の数々などを見ながら、グルット廻ると、ブロンズ像のちょうど裏側には「映像部屋」なる視聴覚室が準備されていました。
ここでは30分に一回流れるVTRで、双葉山の功績を振り返ることが出来ます。双葉山を知らない方も、どれだけ彼が凄かったか、改めて知る事ができます。
その向こうには等身大の手形・足型。
一般男性と比べると、こうも違います。
今話題の朝青龍の身長が184cmである事を考えれば、179cmの双葉山の小ささがどれ程のものだったか分かります。それでも手と足はこの大きさ!!
展示場の裏側に廻ると、いよいよ双葉山の生家を眺める事ができます。
実は双葉山は、少年時代の負傷が元で右目が半失明状態だったことや、右手の小指が不自由だった事が分かっています。実際双葉山の右目はやや白濁していたそうで、右目に白い点があり対戦相手からは神眼だといって恐れたというエピソードも残されています。
双葉山は生前、この地区に公民館がないのを気にかけ、公民館建設を考えていました。ところが突然の訃報で、この計画は消失してしまったのです。
しかし双葉山夫人(穐吉澄子さん)のご好意で、その意思は引き継がれ、昭和44年以来、ここは公民館として利用されてきました。
そして双葉山生誕80周年を期に、宇佐市は市を上げて、当時の間取りに基づき生家を再現。今から7年前の平成11年12月にこの双葉山生家が誕生したのです。
横綱昇進後に喫した23敗は、安藝ノ海に69連勝を止められた一番を含め、大半が右側から攻められてのものだったそうですが、双葉山は結局引退まで自分の右目が失明している事を明かしませんでした。
なんとも日本人好みのファイターという気がしませんか?
いまだかつて破られていない、前人未到の69連勝。
あの大鵬と並び、これも破られていない全勝優勝8場所。
小指がなく、片目が見えず…。数々の伝説を残しながら、この大分県から相撲界の重鎮へと上り詰めた大横綱。
この言葉の本当の意味を知りたい方は、是非本物の男の姿を宇佐に観に行きましょう!!
双葉の里
公式サイト
宇佐市大字下庄269番地
開館時間 9:00~17:00
休館日 毎月第3月曜日
入場料 無料
電話番号 0978-33-5255

















